日本の秋 怪談の秋
- 出版社/メーカー: バンプレスト
- 発売日: 1995/08/04
- メディア: Video Game
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「学校であった怖い話」は、高校の新聞部に在籍している主人公が、学校の七不思議について特集記事を書くことになり、その取材として7人の生徒を集めて怖い話を聞くお話です。ところが当日集まったのは6人だけ。何か手違いでもあったのかと思いつつも、主人公はとりあえず取材を始めることにした。。。
このゲームは6人のキャラクターを好きに選んで、順番に怖い話を聞いていくという展開なのですが、何話目に誰を選ぶかによって話されるシナリオが変わります。つまり6人×6話=36シナリオ。さらに、6話目で選んだキャラクターによって最後の7話目も変わるので、+7話=42シナリオ。さらにさらに、誰と誰の話をそれぞれ何話目に聞いて、かつ特定の選択肢を選ぶことで出現する隠しシナリオが10話。全部で50本ものシナリオがちっちゃなSFCのロムの中に入っています。凄まじいボリューム。もちろんどのシナリオも怖い話として充分評価できる内容だと思います。
自分が中高生の頃。このゲームが発売された当時は、「学校の怪談」や「本当にあった怖い話」、そして今でも続いている「世にも奇妙な物語」など、怪談もののアニメ・ドラマ・映画などが非常にたくさん作られていました。心霊に関する特番もしょっちゅうやっていた覚えがありますから、きっとブームだったのでしょう。あの貞子で有名な「リング」が流行ったのもこの頃です。当時、心霊ものが大嫌いだった自分としては、なんとも嫌な時代だなぁと思っていたものです。今はといえば、何をどう間違ったか筋金入りのオカルト大好き野郎になってしまいましたが。どうしてこうなった。。。
学校という場所はとかく怖い話が尽きません。昔の人は、得体の知れない出来事に遭遇すると、それを妖怪や怪異の仕業だとして恐れ敬っていました。まだ世の中を何も知らない多感な年頃のクソ娘クソ坊主が何百人も共同生活していれば、噂が噂を呼び怪異が生まれるというのは当然のことだと思います。あの頃の自分がこのゲームをプレイしていたら、きっともっと怖かったに違いありません。なんてったって、自分が毎日通っている場所のお話ですからね。
このゲームはぜひとも現在リアルタイムで学校に通っている中高生にプレイしてもらいたい。彼らが遊んでこそ、このゲームの真の魅力が伝えられると思います。・・・もっとも、こんなblogを読んでいる中高生なんていないけどね!
最後に、自分の知っている学校であったちょっとだけ怖い話を1つ。
自分が通っていた高校の敷地内には、ちょっとした小山がありました。田舎でしたからね。高さは20〜30mくらいだったでしょうか。
体育の授業ではその山をぐるっと迂回してグランウンドに行かなければならないし、大雨が降ると土砂崩れも起こったりしていたので、どうして掘り崩さないんだろうと思っていましたが、学校の隣に大きな神社があったり、その山の入口にも鳥居があったりしたので、きっと霊とか神とかそういうものが関係していたのだと思います。山の頂上は見晴らし台になっていて、たまにそこで昼ごはんを食べたり、年度の初めにはそこに登ってクラス写真を撮ったりしたものでした。
ただ、その山には昔から言われている噂があって。
頂上の見晴らし台で、よく首吊りがあったそうなんです。人気も無く、吊るのにちょうど良さそうな木がたくさんありましたからね。
前述したとおり、その山は大雨が降るとよく土砂崩れが起こって立ち入り禁止になっていたものですが、昨日の晩に雨がまったく降っていなかったのにも関わらず、立ち入り禁止になっていた時も何回かあったんです。一度、パトカーが止まっていたのを見たこともありました。・・・どう考えても何かあったとしか思えない時があったんですよ。
あの山に鳥居があったのは、神社との関係がどうこうではなくて、お祓い的な意味合いによるものだったのかもしれませんね。オチ?ありませんよ残念ながら。
ちなみに自分は幽霊や怪異を体験したことがまったくありません。・・・体験したくも無いですけれど。