ロボット格闘はロマン

11月くらいからちまちま遊んでいたものを、先日クリアしましたよ。
フロントミッションシリーズ2作目。ヴァンツァーっていう人型兵器で戦争をやるSRPGです。
2102年、O.C.U.*1アロルデシュ人民共和国でクーデターが発生。O.C.U.兵士アッシュは革命軍の襲撃から脱出し国外への逃亡を図るが、戦火に巻き込まれ、意図せずもクーデターの真意へと近づいていく。(Amazonの説明より)
基本的な作りは1作目と同じ。全体的に地味な作りだと思います。しかし戦争に華やかさなんて有り得ないと思いますし、地味ゲー大好きなので問題なし。
主人公はアッシュなのですけれど、アッシュが戦場で戦っている時に同時進行で起こっている別の戦いも扱っているため、主人公が複数いるように感じます。群像劇と言ってもいい。そのため前半はアッシュの影が薄く感じますけれども、これは仕方ないんじゃないかな。
フロントミッションシリーズは味方ユニットが大破しても乗っているパイロットは脱出するため、ユニットの死亡・ロストがありません。SRPGにしては珍しいんじゃないでしょうか。そのせいか、他のSRPGに比べると戦闘の緊張感が薄いと思います。死亡はしなくても大破による修理費のペナルティーがあるので、ユニットを使い潰しているとめんどいことになりますが、闘技場による金稼ぎが出来るのでさして問題にはなりません。
思うに、フロントミッションはストーリーを円滑に進めるために、戦闘による死亡をなくしているのではないでしょうか。物語を進めるキャラクターが戦闘で死亡したら、予定されていたシナリオが全部吹っ飛びますからね。スリルと緊張感よりもストーリーとドラマ性を重視しているのだと思います。
これは他の代表的なスクウェア作品にも言えることです。ライターの作ったシナリオを楽しむというのがスクウェア作品の遊び方なのでしょう。小説やアニメに近いんじゃないかな。
断っておくと、フロントミッションのゲーム部分がつまらないと言うわけではありません。戦闘に関してはとても面白かった。楽しませる戦闘システムを作るのが上手ですね、スクウェアは。去年発売されたFF13でもそんな評判を聞きますし。
さて、次はどうするかな。フロミ3かな?それとも・・・。

*1:オシアナ共同連合。日本とオーストラリアとアジア諸国の連合共同体。