墜落世界キャンペーンプレイレポート 第1話「旗揚げ」その2

先日遊んだ墜落世界のキャンペーン第1話のプレイレポートの続きだよ。前回のはこちら



1050週 1日目 フィールド3-2 墜落船「リローデッド」前
色々あったが、『ハエトリグサ引越しセンター』社員一同は購入した船の前に到着した。墜落船の前では盗賊がたむろっている・・・予定だったが、人数をダイスで決めたら1人だったので、さっさと逃げていった。
「リローデッド」は全体的にくすんだ色の、白と黒を基調とした宇宙船であった。搭乗口は2箇所あるようだが、船首方向の入口は、中からロックがかかっているらしく開かず、仕方なくもう一方の搭乗口から入るしかなかった。
入ってすぐのエリアはだだっ広いエントランスだった。物音は無くいたって静かだが、奥の暗がりから1人の男がこちらに歩いてくる。



具体的にはこんな人。



男はキミ達の前で立ち止まり、こう言った。
ごきげんよう、ミスター・アンダースン」


「では戦闘に入ります」
「あー、GM、このブロックの汚染度はいくらですか?」
4です」
吹き出す一同。
社員の汚染耐性の値は、ヒルッチ以外全員が2。つまり、毎ターン2ダメージ喰らうわけである。急がなければ危険が危ない。
速攻でスミスさん(仮)に接近して殴りにいく前衛陣。一方後衛陣はブロックのハザードを発見しようと試みる。シーフ担当のトリウムは、順調に「兵士生成」のハザードを発見する。クローン兵士10体が新たにブロック2に配置されるハザード。凶悪だ。
ハエトリグサとカツオも、能力値は低いながら発見を試みるが、ハエトリグサは失敗。しかし、カツオが奇跡的に成功し、ハザードを発見する。「隔壁閉鎖」と呼ばれる、出入口が閉鎖され、10ターン後まで移動不可能になるハザードである。この汚染度のブロックに閉じ込められていたら、全滅確実であった。カツオの思わぬ活躍に色めきだつ一同。
「やったなカツオ!」
「オ・・・オデ、やった?役にたった?」
「ああ、凄く役に立ったよ!」
「お主はここにいてもいいのじゃ!」
「おめでとう、おめでとう」
カツオを中心に、一同おめでとうの嵐。そして画面はフェイドアウトしていき、エンディングへ。
♪Fly〜me to the moon〜♪
「ちょっと待った!それ歌うと終わっちゃうから!」
「大丈夫じゃ!まだ劇場版が2本ある!」
そんなgdgd空間が発生している間に、前衛陣はスミスさん(仮)を殴り殺していた。
戦闘が終わったが、安心は出来ない。戦闘中に「兵士生成」は解除していたが、「隔壁閉鎖」は残っている。これを解除しない事には、外に出る事は出来ない。ここはシーフ担当のトリウムに任せるしかない。
緊張して解除を試みるトリウム。かくて運命のダイスは回り・・・


「やったー!外でおじゃるよー!」
「トリウム仕事した!」
「俺頑張った!頑張ったよ!」


さて、外に出た所で、核武僧の死体なども売りたいので、一旦壁街に帰ろうということになった。
しかし、現在は6ターン目。もう休息しないといけない時間である。このゲームは1日が6ターンに分かれているが、うち2ターンは休息の時間にあてないといけないのだ。それを怠ると、次の日に不足した休息分のダメージを受ける。つまり、この6ターン目を休息にあてても、翌日に1ダメージを受けるのはもう確定なのだ。仕方ないので、休息をする一行。ちなみに、休息中もランダムエンカウント判定はある。墜落世界はどうしようもない世界なのだ。


1050週 2日目 フィールド3-2 墜落船「リローデッド」前
墜落地帯に朝がやって来た。空は一面灰色の雲に覆われているので、違いはあまり感じないが。
「♪あた〜らしい朝がきた きぼ〜うのあ〜さ〜だ♪」
歯車童子が、壊れたラジオのようにノイズまじりの音声で歌い始めた。それに合わせて体操をする一行。爽やかな朝を過ごしている一行に、GMが告げた。
「では休息不足分のダメージを全員受けてください」
ヒルッチが倒れた。
「よろこ〜びに・・・胸を・・・」
台無しになった、爽やかな朝。


ヒルッチに蘇生剤を飲ませて復活させ、一行は急いで帰ろうと壁街に向かった。
そんな時に限って発生する、ランダムエンカウント。戦々恐々とする一行。しかし、何も起こらない。代わりに一行の前には、未回収のコンテナが2つ落ちていた。要するに当たりを引いたのである。安堵する一行。悔しがるGM
しかも、コンテナに入っていたものが凄かった。故障こそしているものの、カンパニー全員を乗せられる乗物が入っていたのだ。大当たりを引いたカンパニー。いつか酷い目に遭うぞ。ていうか遭えコンチクショウ。


1050週 3日目*1 壁街中層
核武僧とスミスさん(仮)の死体はともかく、コンテナに入っていた物品の状態が比較的良かったため、破格の値段で売却ができた。その総額たるや、船の借金を返して壊れた装備を買い直してもお釣りがくるほどであった。
と、ここでハエトリグサ男爵が経歴点を使って経歴*2「待機員」を取得する。この経歴は、溜まった無駄な経歴点を資金に変換することが出来る能力を持つのだ。不意にハエトリグサ男爵が言い出した。
麿は・・・実はニートでおじゃったのじゃよ
な、なんだってー(AA略)
驚く他の社員。
経歴点は回収アイテムを持って帰るだけで手に入る。資材部で荷物持ち担当のハエトリグサ男爵は、これでアイテムを持って帰るたびに金を稼ぐ事が可能になった。これは相当安定したと考えていいだろう。かくて資金源を手に入れた『ハエトリグサ引越しセンター』は、意気揚々として再び墜落地帯へと出掛けて行くのであった。


つづく。

*1:墜落地帯から壁街への移動は1日かかる。検査とか消毒とか。

*2:経験値によるパワーアップ。サプリメントで追加された。